【精神科の技術】自分の感情を乗りこなそう

【精神科の技術】自分の感情を乗りこなそう

 

こんにちは、精神科の看護師の信広です。

今日は自分の感情を乗りこなす技術についてお話します。

 

というのも、精神科って感情への影響を受けやすい職場でもあるからです。

精神科病棟で働いていた時に、感情に任せて失敗した看護師をたくさん見てきました。

感情に任せると良い看護って出来ないんですね。

 

と、簡単には言えますが、じっさいに感情的にならないのって難しいんです。

かく言うわたしも、感情的になって失敗したことがあります。

 

しかし、その経験を生かして、感情を乗りこなす技術を身につけました。

今回はそれを記事にします。

 

目次

精神科には感情を乗りこなす技術が必要

さっきの話のとおり、感情に身を任せるとあまり良い結果は得られません。

反対に、感情を乗りこなすことができれば、自分が求めている結果に向けて看護ができるんです。

 

精神科の結果って、身体の病気と違って過程が決まってないです。

例えば身体の病気って薬を飲んでもらったり、点滴すればある程度結果は出ますよね。

 

でも精神科って過程は看護師とのコミュニケーションから生まれるものです。

なので、その過程が間違っていると、結果に繋がりません。

つまり、自分の感情を全面にだしてたら、患者さんは全然よくならないんです。

 

ということで、感情をのりこなす必要があるわけです。

 

感情を乗りこなすとは

わたしは感情ってコントロールできるのは短時間だけだと思います。

それだけエネルギーの強い心の働きなんです。

 

感情は勝手に浮かんできますが、自分では感情は消せないし、変えられないんです。

でも、勝手に消えてくれます。長続きしない心の働きなんです。

 

だから、消えるまでに足元をすくわれなければ良いんです。

 

 

まずは、自分の感情に気づくことが大事

感情に気づくトレーニングっていうと、とってもいいのがあるんです。

プロセスレコードです。わたしは看護実習でやった覚えがあります。

ですが、これってめっちゃ辛くないですか?

 

エネルギーを消耗するというか。正直現場に出てからはやる気になりませんでした。

すごくいいトレーニングだとは思うんですけど、どうせやらないくらいなら、もっと楽な方法が良いと思います。

 

まずは振り返りから

というわけで、わたしがおすすめするのは、患者さんとコミュニケーションをとったら振り返りをすることです。

自分が患者さんに言った言葉を「なぜ言ったのか」深堀りするんです。自分を客観視して。

最初から全部振り返る必要はないです。まずは印象に残った一言だけ振り返れば良いんです。

 

はじめのうちは何となくですが、続けていくと「あのことばにはこの感情の影響があったな」とか気づくようになります。

 

これが大事なんです。自分を外在化(客観視)できるようになってきています。

 

振り返りながらコミュニケーションができるようになる

そな感じで続けていると、自然に振り返りができるよになってきます。

そして、振り返りまでの時間が短っくなって、患者さんとコミュニケーションを取ってるときに自分の感情に気づけるようになってきます。

 

そうなると「今のは感情が先行した発言だったな」と気づいてすぐにフォローを入れたり、ニュアンスを変えたりできるようになってきます。

 

最終的には自分が駒になる

これが上手くいくと、今度は自分を客観的に見ながらコミュニケーションを取れます。

自分を駒のように動かす感じです。

「患者さんには自分がこう見えているのかな、それならこう伝えるのが効果的かな」みたいな感じです。

こうなって看護計画がしっかり頭に入ってればかなりいい看護ができます。

 

感情を言語化する習慣を身につけよう

もう一つのトレーニングとして、自分の感情を言語化する方法があります。

振り返りと並行してやると効果的です。

 

人間が認識できるものって、言語化できたときだけなんです。

感情も同じです。言語化しないともやもやした感覚だけなんです。

 

そのもやもやした感覚ってすごく不安定なんです。

突然大きくなって怒りにかわったり不安になったり悲しみになったり。

 

なので、心に出てきた小さな感情に名前をつけると、安定します。

イライラだったり、哀れみだったり。

もっと具体的にしても良いと思います。

憐憫やら落胆みたいに細分化できると更に感情は落ち着きます。

 

わたしは、この本を読んで、感情を細かく分析したりしました。

逆に患者さんの感情に名前をつけてあげても良いかも知れないですね。

患者さんも楽になると思います。

 

瞑想をするのも効果的

瞑想をするのも効果的です。

瞑想をすると「感情や欲求に従わなくてもいい」ということに気づけます。

つまり、自分が怒っていても怒りに引っ張られず物事を考えられるようになるんです。

看護以外の場面でも役に立つことが多いですよ。

瞑想については別に記事があるので参考にして下さい。

マインドフルネス瞑想のやり方3ステップで解説します

 

感情が安定することで、本来自分がしたい看護ができます。

それは自分にとっても患者さんにとってもメリットが大きいです。

 

自分の感情をのりこなすトレーニング、簡単なことから始められます。

思い通りに患者さんと関われないと悩んでいる人は参考にしてみて下さい。

 

最後まで読んでくれてありがとうございました。

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